鞍馬寺出身？ 裏山のテング・ワンダーランド ／ 鎌倉 建長寺 半僧坊

京都　鞍馬寺は天狗の寺であります。
鞍馬山には天狗が住むと言われ、源義経は、鞍馬寺に預けられた
幼少期の牛若丸時代に、天狗に武芸を仕込まれ腕を磨いたという伝説があります。





京都　鞍馬寺



そんな天狗に出会えるお寺を探しました。
見つけました。

そのお寺は、鎌倉　建長寺の裏山にある半僧坊。





鎌倉　建長寺




建長寺は、ケンチン汁も有名ですが、
鎌倉五山の第一位に数えられる格式の高いお寺です。

そんな格式の高いお寺に、
天狗に会えるＢ級スポットのような場所があるのでしょうか？

今回は、仏殿・法堂・方丈を無視して半僧坊へと急ぎます。


半僧坊の参道前に達磨大師像がありました。





達磨大師像



毎日毎日、富士山を眺めながら修行されているのでしょう。







胸毛すら富士山型になってしまったようです。
毛量はテリーファンク並み。



狛犬が見え、半僧坊のへの参道が始まります。







参道を進んでいくと鳥居見えてきます。




ちょっと錆びついています


珍しいメタリックな鳥居を抜けるとそこからは急な階段が。

楽して天狗には出会えないのであります。


階段を上り続けると、突如として山の斜面の岩場に並び立つ、
天狗たちが姿を現します。








そう、半僧坊は天狗の無法地帯。
暴れ放題の寺なのでした。



京都　鞍馬寺では、
山伏の格好をした痴漢に出会うことはあっても、天狗に出会うことはありませんが、
ここ、半僧坊では、実際に天狗に出会うことができるのです。

あくまで銅像だけどね。


ここの天狗たちは、隠れ蓑で身を隠す
奥ゆかしさを持ち合わせてはいないようです。
みなそれぞれに誇らしげにポージングをしているのであります。

半僧坊に向かう最後の階段の両脇には
狛犬の代わりに2体の大きな天狗がそびえ立っています。





狛犬が代わりのテング・ツートップ



カラス天狗と大天狗。
雑魚キャラを牛耳るボスキャラよろしく貫禄十分なのであります。





大カラス天狗


大天狗



この天狗達の包囲網を通り抜け、2大天狗の睨みをかわすと
やっと半僧坊にたどり着くことができるであります。




半僧坊　本堂




京都　鞍馬寺は叡山電鉄からケーブルカーに乗り、
それから徒歩という、なかなか気軽には訪れることができませんが、
半僧坊は建長寺から徒歩で行けるお気軽な天狗とふれあえるスポットです。


しかし、いつから鎌倉にこんなに天狗がはびこっていたのでしょう？


私が睨むに、源義経が鎌倉に入った時に
天狗も心配で付き添ってきたのではないだろうか？親心でね。
そのまま住み着いてしまったのでは？


さて、気分はテング気分となったところで、
帰りはenjoy!天狗でサイコロステーキを食べながら、
ビア・ブラウンといこう！と思うのでありました。