龍山寺(ロンシャンスー)は
台湾にある
台北最古のお寺。
商売や受験、病気、安産など20を超える神様が祭られおり
「神様のデパート」とも呼ばれているのです。
参拝の際に、
線香を買うことが慣わしになっており、
境内は線香の煙で
もくもく。
ゼンソクの治癒を願って参拝した人が、
逆に悪化してしまうような
煙たい寺なのです。
龍山寺 台湾 台北そんな
煙たい寺を探しました。
見つけました。その寺は、
群馬県渋川市伊香保町にある
水澤寺。
水沢観音と親しまれているお寺なのです。
水沢観音水沢観音は
水沢うどん街道と
呼ばれる通り沿いにあります。
そう水沢地区は、
香川の讃岐うどん、
秋田の稲庭うどんと並び
水沢うどんとして
日本三大うどんの一つに数えられているのです。
しかし、前者2つに比べ、いまいち
存在感が薄いのです。
三大ギターリストに例えると、
やはり
ジェフ・ベック。認知度が低いのであります。
三大うどんの一つが
水沢と知った時も、
東北出身の自分は
馴染みのある岩手県の
旧水沢市と勘違いし、
水沢って
競馬場だけじゃなかったのね、
と思ってしまったのであります。
水沢うどん水沢うどんを食べるついでに立ち寄った
水沢観音ですが、予想以上に良かったのであります。
何が良かったって、まず
山門に上れるのであります。
山門は上れないのが常なのでありますが、
ここの山門は、
上り放題なのであります。
オツムに障害を抱える自分は、
煙と同じくらい高いところに上りたがるのであります。

山門の前面には、定番の
仁王がいます。
ここの山門は
仁王だけではありません。
裏側に
風神・雷神もいるのです。
仁王像しかし、ここの
風神・雷神は
建仁寺の
屏風画に描かれているような力強さがありません。
風神に至っては、緑色した
貧乏神のよう。
吹けば飛ぶような風神様なのであります。
はやく
改源飲んで元気になっていただきたいのであります。
風神様山門の階段は急なのです。
頭をぶつけない様に注意深く上ると
山門の
バルコニーに出ることが出来ます。
山門の
バルコニーからの眺めは格別。
ついつい身を乗り出しそうになりますが、
山門のバルコニーの手すりの高さは異様に低く、
膝元にあるのです。
なんのための手すりなのでしょう?
昔の建物はどんな
安全基準になっているのか、分からないのであります。

山門の二階には、
釈迦三尊が鎮座しています。
多くの寺では山門は非公開。
仏さまも
幽閉状態になっており、
このように
公開されているのは
仏さまも嬉しいのではないでしょうか。
釈迦三尊山門をくぐり、
石段を上ると
本堂にたどり着きます。
本尊は
十一面千手観世音菩薩ですが
秘仏となっており
御開帳されていないのです。
本堂の前には
香炉が置かれており、
お線香を供えると
健康運がアップすると言われているのです。
そのため、本堂の前は煙で
もくもくで咽返りそう。
蚊も迂闊に近寄れないのであります。

煙い本堂本堂の脇には、
六角堂があります。
この
六角堂、二重構造になっており、
上層には
大日如来が安置されています。
下層には
六地蔵が台座の上に安置されています。
この台座は、
回転するようになっており、
3回回せば、願いが叶うと言われているのです。
参拝者が休むことなく順番で回しており、
まるで
圧搾機を回す奴隷のよう。
絶え間なく回り続けているのです。
地蔵・ゴー・ラウンドなのであります。
六角堂自分もそうですが
水沢観音を訪れる人は、
ほとんどの人が
水沢うどんを食べているようです。
うどんを食べるのが目的で、
近くにあったので、
ついでに参拝でもしておくか、
と訪れるようです。
水沢観音は、
うどんと
セットになっているようです。
山田うどんとするならば、
パンチセットの
煮込みのような寺なのであります。
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