滝行ブームが来る予感。
愛知県東海市にある
妙乗院というお寺では
人工滝を作り、
街中で
滝行ができるということで評判になっているようである。
京都にも
法嚴寺というお寺に
人工滝があり
滝行ができるのであります。
法嚴寺は山中なので、
そこじゃなくても
天然滝がありそうだけど。
そんな
滝のあるお寺を探しました。
見つけました。
そのお寺は、
鎌倉市今泉にある
称名寺。
通称、
今泉不動と呼ばれる寺なのであります。
この寺の滝は、
天然滝なのであります。
称名寺案内板称名寺の入り口では、
六地蔵がお出迎え。
しかしこの六地蔵、よく見ると一体だけ
鼻が以上に高いのであります。
まるで江戸時代に描かれた
南蛮人。
外国人コントの時につける
鼻のようになっているのであります。
作者の意図も判りませんが、
この像に
GOを出すお寺の意図も判らないのであります。

鼻高地蔵本堂は、なかなか新しい建物。
法事をやっていたため、中をのぞくことはできませんでしたが、
阿弥陀聖衆来迎像という
阿弥陀如来軍団がいるようです。
本堂の脇には
弁天堂もあるのであります。
本堂
弁天堂不動堂に向かう階段の前には門のような石柱が。
石柱の上には、
不動明王に仕える
八大童子のコアメンバーである
制多迦童子と
矜羯羅童子。
階段脇には
不動明王の石像。
上半身に比べ、下半身の
彫りが浅いのであります。
ここの石像は、みな
漫画チック。緊張感が足りないのであります。

制多迦童子
不動明王不動堂に向かう階段は、
かなり
苔生しており、いい雰囲気。
しかし、石がかなり丸くなっているので、気を付けないといけないのであります。
不動堂への階段階段を登りきると
不動堂。
不動堂の前には、
三猿と
おかめ像があります。
しかしこの
おかめ像、見る角度によっては、
いけない形に見えてしますのであります。
果たして、
作者にそのような意図があるのでしょうか?
それとも、見る側の自分に
穢れがあるのだろうか?

いけない形のおかめ不動堂の脇にはさらに階段があり、
最上部に
大日如来像が鎮座しています。
階段の脇には、
三十六童子像、
まるで
雛壇芸人のように並んでいます。
八大童子以外にもまだまだ童子はいたのであります。
EXILE軍団のようにどんどん増殖していくのであります。
大日如来像の前は、立ち入り禁止。
近くまでは寄れないのであります。

三十六童士
大日如来像階段を下ると、踊り場から木々の間に目的の滝を見ることができます。
はやる気持ちを抑えながらも、滝に急ぐのであります。

木々の間に滝が目的の滝は
陰陽瀧。
男滝、女滝、二つの滝があるのであります。
修学旅行で
華厳の滝の前で写真を撮り、
霊が映りこんでしまうという事例が多数あり、
滝の写真を撮るのは気が進まないのであります。
もし紹介する写真に
霊が映っていたとしても、
くれぐれも
新倉イワオには、
内密にしていただきたいのであります。
陰陽瀧左側にあるのが
女滝。
水量も少なく、ちょろちょろと垂れる感じ。
女滝と男滝の間には、
不動明王像が鎮座しています。
しかしこの
不動明王像、滝の間の高湿気地帯のあるため、苔に覆われ
苔の
オーバーオールを履いているよう。
食いしん坊
苔big boy、頭上の
莎髻すら
ハンバーグに見えてくるのであります。
女滝
苔オーバーオール不動右側にあるのが
男滝。
二手に分かれて落ちるさまは、
神々しい
神秘的な雰囲気を醸し出しているのです。
理科の教科書に出てくるような
地層も
バームクーヘンのように見事なのであります。

男滝滝のそばの祠には、
不動明王が祀られていますが、
無残にも
頭が落ちているのであります。
しかし、横に
きちんと置かれたその頭は
自然に落ちてる様子ではなく、
落ちちゃったけどくっ付かない、どうしよう、
横に置いとくか、
といったまま放置されている感であります。
首とれ不動この寺の滝は水量も適度で
滝行に
持ってこいのように思えます。
しかし、この寺では
滝行は行っていないようであります。
夏になったら勝手に
褌一丁で
滝行をしたい気もします。
しかし、そのうち
フレディ・マーキュリーのような
褌姿の男たちが集まり、
ゲイの聖地になってしまうとお寺に迷惑を掛けるので、
遠慮しておくのであります。
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