年の瀬に I Wanna Be Loved

もう今年も終わり、年の瀬ですね。
年の瀬といえば、その年を締め括るいろいろな賞があり、
レコード大賞をはじめ、その年を代表する曲を表彰する企画が
多く存在します。

80年代は、ミュージックビデオの最盛期。
MTVをはじめ、多くのPVを紹介する番組があり、
それぞれに年間最優秀ビデオを表彰していました。
その多くは、マイケル・ジャクソン、マドンナなど
80年代に最も人気があったアーティストが表彰されていました。
しかし、そんな番組と一線を画する番組がありました。
ピーター・バラカンが司会を務めるポッパーズMTV。
ポッパーズMTVの1984年の年間最優秀ビデオは確かこの曲でした。


Elvis Costello & The Attractions - I Wanna Be Loved



エルビス・コステロのI Wanna Be Loved。
他の番組がマイケル・ジャクソンなんかを選ぶなか、
コステロを選んでしまうこと自体、シブいですが、
コステロの中でも地味な曲なのです。

ちなみにこの曲のバックコーラスには、
スクリッティ・ポリティの
グリーン・ガートサイトが参加しています。

エルビス・コステロといえば、
自分の結婚式のお色直しの時間には、
バート・バカラックとの共作
Painted From Memoryを流させていただきました。
たいして興味のないイベントに呼ばれ、ご祝儀をふんだくられる皆様に
せめてディナーショー気分を味わっていただきたいと
選曲したのであります。


Burt Bacharach Al Costelo The House is Empty Now



ディナーショーっぽいでしょ。

コステロは、ライブエイドにも参加しており、
自分にとっては最もインパクトがあったアーティストでした。
7万5千人を前にギター一本で歌う姿は、
7万5千人を前にタコ踊りをする
ブライアン・フェリーよりインパクトがあったのです。

それでは、年の瀬にI Wanna Be Lovedな男より、
この曲を皆さんに贈ります。


All you need is love - Elvis Costello



愛こそすべてなのであります。

皆さん、良いお年を。