ついに完成、ハマの清水寺! 港の見える丘の寺!! ／ 横浜桜木町 横浜成田山別院

以前、このブログで京都　清水寺のように
懸造りの舞台があるお寺が横浜に出来るということを紹介しました。


⇒スクープ！横浜に出現、新築の清水寺　／　横浜　成田山別院


そのお寺は、横浜　桜木町にある横浜成田山　別院。
千葉の成田山新勝寺の別院で
野毛山不動尊と呼ばれている寺なのです。

開創１４５年記念事業として新本堂が建立されたのです。
新本堂の全貌がついに明らかになったので、紹介したいのであります。




完成予想図




完成予想図をみて、懸造りの舞台ができると紹介しましたが、
実際に出来た舞台を見ると懸造りっぽいデザインなだけで、
懸造りではなかったのであります。
舞台の上に本堂が建っているのではなく、舞台と本堂が一体になっていたのであります。
地上１階地下４階(？)の５階建ての建物。
まるで傾斜地マンション、
舞台は５階部分のルーフバルコニーだったのであります。
スタイリッシュな懸造りはガラス張り、
建物の基礎部分ではなく、明らかに実用的に活用されています。
ガラス張りの反射が、内部をひた隠しているようで、
秘密基地の様。
マジンガーZが収納されている雰囲気なのです。





懸造りデザインの舞台



出来るだけ近づいてみてみました。
実際、懸造りデザイン部分の内部はどうなっているのでしょう？
まさか分譲マンション？
謎です。訪問時には公開されていなかったので、気になってしょうがないのであります。
懸造り下には、エレベーターがついており、
お年寄りでも楽々舞台まで上れるようになっているのですが、
まだこちらも解放されていなかったのであります。




内部はどうなっているのだろうか？



こんな立派な、懸造りデザインの舞台ですが、
建立されるまでには、痛ましい事故がありました。
2014年10月の台風で崖崩れが起き、仮本堂が倒壊、
修行僧1名が亡くなるという事故が起きたのです。
犠牲になった修行僧には、お悔やみ申し上げたいのであります。


新本堂建築中の事故であり、施工していたのが清水建設だったため、
「横浜成田山　清水建設」で検索した方も多かったようです。
このブログで横浜の清水寺と紹介していたので、
清水(シミズ)と清水(キヨミズ)が検索時にリンクしたようで、
web検索からこのブログへのアクセスが
増えるという怪現象も起きていたのであります。


舞台の上にある新本堂は、朱、緑、金と極彩色が眩いコンクリ寺。
常々、寺・神社・城は木造建築に限ると言ってきましたが、
これくらい派手にやってくれると潔く感じるのであります。
古寺は落ち着いた佇まいと言っても、建立時はど派手な配色。
本来は下品ともいえるレジャー施設でもあるのです。
この派手さはラグジュアリーな貴族文化の平安時代に
迷い込んだ気分にさせてくれるのであります。






極彩色の新本堂




本堂内は金ピカピカ。
金色堂のようなのであります。
本堂の天井は、金色地の天井画が400枚はめ込まれています。
このゴールドパネルは、1枚100万円也。
ご信徒様の御協賛により奉安されているのであります。





本堂内部は金ピカ


新本堂が完成されても、横浜成田山は意欲的、
天井画・舞台の玉垣・吊燈籠とまだまだ御協賛を募っており、
お帰りの際まで、訴えかけてくるのであります。




帰り際にもアピールしてきます


自分にも財力があれば、記念に何か奉納したいところではありますが、
財力がないので賽銭箱にジャリ銭のみ、入れさせていただくのであります。



横浜成田山の舞台からは、
ランドマークタワーやコスモワールドの観覧車を
眺めることが出来ます。
きっと夜景もきれいなのであります。
港が見える丘公園に並ぶ、横浜の新デートスポットとして
ブレークすることが予想されます。
横浜walkerに特集され、カップルが押し寄せる前に、
是非、訪れておいていただきたいのです。





舞台からの景色




もし結婚をお考えの方がいたら、舞台から夜景を眺めながら
「二人の名前を玉垣に刻まないかい？」と
50万円で玉垣を奉安しプロポーズをするというのはいかがでしょうか？
プロポーズしながら、徳を積むこともできるのであります。
しかし、理解がある相手でなければ、
フツウにプロポーズして成就する結婚話も破談してしまうので、
慎重に事を見極め進めていただきたいのであります。




玉垣に２人の名前を刻んでみれば？



自分の結婚式を挙げたホテルでは、
「当会場で結婚式を挙げていただきますと、お二人の名を刻んだ金のプレートを
入口横のボードに永遠に掲げさせていただきます。」
と言っていました。
しかし、結婚10周年で訪れてみると既に営業停止、
廃墟と化していたのです。
来賓を前にバカ面こいでゴールドの金槌で打ち付けた
プレートは何処に行ったのでしょう？
スクラップにされてしまったのでしょうか？
愛を確かめるために訪れたのに、心に隙間風が吹いただけ、
カミさんと無言で帰路につくはめになったのであります。
せめて営業停止になる前にお知らせしてほしかったのです。
永遠の愛の誓いはもろくも朽ち果ててしまうのであります。






ほぼ完成されている横浜成田山ですが、
新本堂建立落慶式は5月5日に予定されているのであります。
もちろん、式典に自分は呼ばれていません。
勝手に行っても、参加できるのでしょうか？
隙があれば式典に潜り込み、懸造りデザイン内部がどうなっているのか、
解明したいのであります。